秋の三連休。皆様いかがお過ごしでしょうか?
福岡大学法学部同窓生によるリレー式コラムも、第17回目を迎えます。
今回のコラムは、原 奏絵さん(平成24年卒)です。
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「断捨離で得たもの」
近年耳にするようになった断捨離(だんしゃり)という言葉をご存知ですか?
2010年の流行語にも選ばれた言葉で、入ってくる不要なものを断ち、もっている不要なものを捨て、物への執着から離れるという意味があります。
この言葉を知って私も断捨離を実践してみました。
まずは書類や書籍などの整理からはじめました。
最初に手を付けた、ファッション雑誌は流行の移り変わりが激しく、いつまでも取っておくものではないなと思い、古いものは捨てました。そして、いつか勉強しようと思っていた資格の問題集なども今の自分には必要ないものなので手放すことができました。
しかし、大学時代に勉強した書類や教科書は思い入れがあり、自分の財産だと考えているので今でも取っています。
いま私は社会人1年目で、している仕事は法律に直接的に関わるものではありませんが、大学4年間で培った法的思考力は日常生活においても仕事においても役立っていると感じます。
次に洋服の整理です。
もっている服をまんべんなく着るのが理想だと思うのですが、私はそうはいかずいつも着るものは決まっていて全体の3、4割くらいは出番のない服でした。出番のない服とは、いつか着るかもしれないと思って取っている服やセールで安くなった勢いで買って結局着なかった服たちのことです。
断捨離の考えでは、いつか使うかもしれないという「いつか」は来ないと考えるので私の考えている「いつか」も来ないと考え、いらないものはリサイクルショップに持っていき手放すことにしました。その際、本当にそれを必要としている人に使ってもらえるならと思い手放すことに抵抗はありませんでした。むしろ、片付けをした後の必要なものだけしかないクローゼットを見てすっきりした気持ちになり、片付いている状態というのは人の心も変えてしまうのかと感動しました。
そして、改めて自分の持っているものを見直してみると意外といらないものがあり、いままでいらないもので占められていた場所がもったいなかったなと考えさせられました。
あくまでも断捨離とは捨てることが目的ではなく、必要なものだけを残すことで1つ1つの物を大切にできるようになり、あらゆることの能率を上げることができるようになることを目的としているので必要だと感じる物まで無理に捨てる必要はありません。
断捨離を行った今では部屋に観葉植物を置く余裕も生まれて、すっきりとした部屋の状態を保つことが楽しくなってきたのでこの感覚を多くの人に味わってもらいたいと思い、このような内容のコラムを書きました。
1日10分ずつでもいいので身の回りを片付けて気持ちの良い時間を過ごしてみてください。
福岡大学法学部同窓生によるリレー式コラム。
第16回目のコラムは、江頭 直人さん(平成25年卒)です。
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大学に入学してから1ヶ月半ほどのことです。電車に乗り、いつもと同じように音楽を聴きながら通学していた私はその慣習に飽きていました。何か他にできることはないか、と周りを見ると老若男女問わず本を読んでいる姿が目に付きました。片道1時間の通学路、無駄にする手はありません。この時間を生かして私は読書をすることにしました。
しかし、です。それまで年に1、2冊程度しか本を読む習慣はなかった私です。最初は松本清張や赤川次郎などのミステリを編纂した短編集から読み始めました。当時読書初心者の私には難しい作品も収録されていましたが、本を読む楽しさを知るのには十分でした。最初に手に取ったのがミステリであったことから、初めは国内ミステリやエンターテイメント小説を読み漁っていましたが、しだいに国内外今昔問わず文学作品や詩集やエッセイ、ひいてはSFやホラー小説なんかも読みました。
小説とはいえ本を読んでいると文章を読み、理解する能力は自ずと身に付きます。興味深い文章や物語は精神面を知識で満たしてくれるし、学習面においては判旨を読む際に小説を読むときと同じように登場人物や事実確認を頭の中で構想し、新書本を読んで論ずる課題や意見をまとめるレポートの課題も苦にならず、さらには課目によってはストレートに読書感想文の課題なんかもあり、この慣習はその都度大変役に立ちました。読書の慣習を身に付けることは卒業生の皆さんだけならず、在校生の皆さんにも是非おすすめします。
大学を卒業した現在も私は常に何かしらの本を読むようにしており、鞄の中にはいつも本が入っています。それは小説だったり、新書本だったりですが、いずれにしても本によって私は一歩立ち止まり思考を整理することができ、自らの意見を持つことができるのです。
他人の意見を頼ってしまいがちな現代社会。例えばそこにはびこるネット文化。ネットに蔓延するレビューや口コミはあくまでも他人の意見です。アメリカの小説家レイ・ブラッドベリは著書『華氏451度』に本を読むことは自発的な行動であることから習慣的に考える能力を得るものである、と本が禁止された世界を舞台に説いています。他人の意見は参考程度にはすれど、そのまま自分の意見にしては考えてないことと変わりません。このような社会だからこそきちんと考え、自分の意見を持っていたいものです。
どうでしょう。書店や、もしくは図書館に足を運んで、気になった本を1冊手にとってみてはいかがですか?
平成25年度 福岡大学法学部同窓会は、以下のとおり開催されました。
開催日:平成25年6月23日(日)
1 法学部同窓会総会
- 時間 10時30分~
- 会場 福岡大学文系センター棟15階第6会議室
2 講演会
- 時間 11時~
- 会場 福岡大学文系センター棟15階第6会議室
- 講師 公益財団法人 佐賀国際重粒子線治療財団理事長 十時忠秀先生「心と体にやさしい重粒子線ガン治療」
3 懇親会
福岡大学法学部同窓生によるリレー式コラム。
第15回目のコラムは、昨年卒業したばかりの 福島 優さん(平成25年卒)です。
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大学時代、どんなことで心がワクワクドキドキ踊りましたか?
私は刑法の勉強をしているときと歩いているときでした。
私は東京都出身で中高一貫校に通っていました。中学生のとき「探険部」という珍しい部活に入り、中1の夏に先輩方に言われるがままに種子島へ連れて行かれ約100キロの島縦断の道のりを歩かされました。このとき私はきつくて泣きながら「帰ったら部活を辞めてやる!」と思いながら炎天下の中歩いていました。しかし目的地である鉄砲伝来の島最南端にたどり着くと今までの疲れは忘れ、「100キロ歩いた!」という達成感で心が満たされておりました。
心躍った瞬間です。
私の人生はここで180度変わりました。その後中2に岡山~鳥取、中3は青森県野辺地~大間崎、高1は天草諸島、高2に北海道尻別川、と探険部のおかげで全国津々浦々歩き旅をすることができ、この体験を通して自分の知らない土地に行く楽しさ、物事を一歩一歩続けることの大切さを学びました。
大学生になり、東京から福岡大学にきたのも、自分の知らない世界に興味がわき九州を体験してみたいと思ったからです。そして刑法の勉強という大学内での目標とは別に「福岡を起点に九州県庁所在地を歩いて行く!」という目標を掲げました。
大学から自分で計画を立て自分で準備して自分で歩かなければいけません。ザックにテント、寝袋、バーナー、コッヘル等々詰めて、10キロ以上の荷物を担いで200キロ、300キロの道のりを歩きます。
歩き旅で一番楽しいのは、全身で自然を感じられること、そして地域の方々や文化に触れあえることです。例えば田んぼ道や山腹を歩いているとき、そこに流れる空気を身体で鼻で口で感じられる。知らない土地に行ったとき地元のことをいろいろ教えてもらい、地域の特産物を頂く。自分の足で出向いて今いる場所を楽しめるのが、歩き旅の醍醐味です。
大学3年生の春休み、ついに鹿児島県佐多岬まで到達!これで佐賀・熊本・長崎・大分・宮崎・鹿児島と九州県庁所在地を制覇できたので、次なる目標は「九州自然歩道」の完歩です!
九州自然歩道とは、皿倉山と佐多岬結ぶ道のりで、全長約3000キロ。今までの歩き旅と違うのは、縦走もコースに含まれていること。福岡県でいうと福智山、英彦山、脊振山など名だたる山の山頂も通過ルートとして指定されているので、歩くことだけでなく、登山経験も問われてくる歩道です。
今年のGWに私は4日かけて皿倉山から福智山、平尾台を通り英彦山までの約92キロを歩いてきました。今年の目標として休みを利用して「福岡県内のコースを歩くこと」に決め、日々を一歩一歩進んでおります。
九州自然歩道フォーラム http://www.kltf.info/
幹事の皆様
平成25年度法学部同窓会総会(6月23日)の開催へ向けて、下記のとおり幹事会を開催いたします。幹事の皆様、出欠の返信は同窓会会長 三ツ角(三ツ角法律事務所 弁護士)までお願いします。
- 日時 平成25年6月3日(月)19時より
(当初6日と予定していたものを3日に変更)
- 場所 福岡大学文系センター15階第会議室
- 内容 参加予定者確認,動員などについて
次々回以降の幹事会
- 同年6月17日(月)19:00~
- 福岡大学文系センター15階会議室
- 総会当日の式次第,作業分担等確認
▶出席の返信はこちらまで。
三ツ角法律事務所 弁護士 三ツ角直正
TEL092(715)4101(代)|FAX092(715)4066
福岡大学法学部同窓生各位
平成25年度福岡大学法学部同窓会総会の開催について(ご案内)
わが福岡大学法学部同窓会も設立9年目を迎え、母校福岡大学法学部も、来年の60周年、75周年を見据えた新たなステップアップを企図しているところです。
そこで、法学部同窓会としても、その使命である卒業生全体のエネルギーを結集し,法学部の発展に寄与すると共に,同窓生のより一層の親睦を図りたいと考えています。
今年も、その活動を継続すべく、法学部同窓会を下記のとおり開催いたします。是非、ご出席の程、お願い申し上げます。
福岡大学法学部同窓会
会長 三ツ角直正
開催日:平成25年6月23日(日)
※有信会全員大会(6/22)の翌日
1.法学部同窓会総会
- 時間:10時30分~(受付10時~)
- 会場:福岡大学文系センター棟15階第6会議室
※最寄り駅:地下鉄七隈線「福大前駅」、西鉄バス「福大前」、西鉄バス「福大薬学部前」
2.講演会
- 時間:11時~
- 会場:福岡大学文系センター棟15階第6会議室
- 講師:公益財団法人佐賀国際重粒子線治療財団
理事長 十時忠秀先生
「心と体にやさしい重粒子線ガン治療」
3.懇親会
- 時間:12時~
- 会場:福岡大学文系センター棟16階スカイラウンジ
- 参加費:5,000円(総会・祝賀会費)
* 当日徴収いたします。別途、永久会員費(10,000円)についても随時受付いたしております。
*ご出欠の連絡について
準備の都合上、5月31日(金)までに、e-mail(web@fukudai-law.jp)もしくは、FAX(092-715-4066)にて以下必要事項をご記入のうえ、送信いただきますようお願いいたします。
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<平成25年度福岡大学法学部同窓会総会出欠連絡項目>
- 出席 or 欠席
- 昭和・平成 年( 回)卒:法 or 経法
- 学籍番号
- 氏名(フリガナ)
- 電話番号
- 住所
- e-mai1アドレス:
- 連絡事項等
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問合せ先:三ツ角法律事務所 弁護士 三ツ角直正
〒810-0073 福岡市中央区舞鶴3-3-1
電話:092(715)4101㈹
E-mail :naomasa-mitsukado@mitsukado-law.gr.jp
* 連絡される際は卒業年、学科をお知らせください。
幹事の皆様
平成25年度法学部同窓会総会(6月23日予定)の開催へ向けて、下記のとおり幹事会を開催いたします。幹事の皆様、出欠の返信は同窓会会長 三ツ角(三ツ角法律事務所 弁護士)までお願いします。
- 日時 平成25年5月7日(火)19時より
- 場所 福岡大学文系センター15階第会議室
次々回以降の幹事会
- 日時 平成25年6月6日(木)19時より
- 場所 福岡大学文系センター15階第会議室
出席の返信はこちらまで。
三ツ角法律事務所 弁護士 三ツ角直正
TEL092(715)4101(代)|FAX092(715)4066
福岡大学法学部同窓生によるリレー式コラム。
第14回目のコラムは 熊谷 泰直さん(平成22年卒)です。
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私は現在、司法書士になるべく専門学校に通っております。
この決心をするまでに今までの人生で最も悩みました。私は、福岡大学を卒業後、福岡市内の民間企業で働いておりました。そこそこの成績も出し、給料が悪かったわけでもなく、又会社が嫌になって退職したわけではありません。ただ、私の心の奥ではこのまま人生を送っていく事に迷いがありました。
しかし、勉強する為に退職しようと思ってもなかなか踏ん切りがつきませんでした。この不景気の中無収入になり、学生に戻り、試験に合格できるのか、将来は大丈夫なのか等現実的な事ばかりをみていました。あれやこれやと言い訳を作ってしまっていました。
そんな時、大学時代に行ったグランドキャニオンの写真が目に入りました。バイトをして、食パンや納豆ご飯ばかりを食べるという今思えば恐ろしい生活をしてまで訪れたかった場所です。ロサンゼルスから車で5時間、ひたすら真っ直ぐ砂漠の道を進むと光り輝くラスベガスが見えてきます。そこから飛行機でグランドキャニオンには行きました。氷点下の澄んだ空気の中、グランドキャニオンは眼前に広がります。人生で初めて見るスケールの大きさにただただ感動しました。
ここで最も感じたのは、「小さい事でくよくよ悩むことないやー!!」ということでした。
この気持ちを思い出したのです。やりたいと思ったことをやらないなんてもったいないし、やってみないと分からん!やってやるー!と後は転がりだしたボールのように、翌日退職願いを出し専門学校にお金を払いました。
悩んだ分今は全く悩むことなく、まずは合格することそして司法書士として人の役に立てることだけを考え毎日を過ごしています。そして、自分で選択した道を歩んでいる今は充実しています。
悩みがない方はいないとは思います。何か自分を奮い立たせる物を持つこと。そんな経験をすること。学生のうちに是非経験されて下さい。
幹事の皆様
平成25年度法学部同窓会総会(6月23日予定)の開催へ向けて、下記のとおり幹事会を開催いたします。幹事の皆様、出欠の返信は同窓会会長 三ツ角(三ツ角法律事務所 弁護士)までお願いします。
- 日時 平成25年4月18日(木)19時より
- 場所 福岡大学文系センター15階第会議室
- 日時 平成25年5月7日(木)19時より
- 場所 福岡大学文系センター15階第会議室
出席の返信はこちらまで。
三ツ角法律事務所 弁護士 三ツ角直正
TEL092(715)4101(代)|FAX092(715)4066
こんにちは!みなさん初めまして!
2012年3月に卒業した上本珠未と申します。
コラムを書かせていただけるということで、緊張しておりますが・・・頑張ります!
『社会人』
テーマはやはり、これになるでしょう。
これまでずっと「学生」だった私にとって、「社会人」という言葉の重さは、正直耐えられません。それは、これから社会人2年目を迎えようとしている今でも、同じです。
ちなみに、わたしは教育関係の仕事をしています。通信教育・・・という感じでしょうか。対象は中学生で、お父さんお母さんとその子の成績や進路指導のお話をしています。
入社したばかりの頃は、わからないことだらけでした。でも、それが楽しくてわくわくして仕事をすることができました。やはり、自分が選んだ道なので楽しむことが大切です。
ただ、仕事に慣れてくると、求められるものも増えてきます。私は周りの期待に応えたいのに、うまく結果が出せなくて、毎日泣いてしまう月がありました。ただ、同情は誰もしてくれません。きっと、誰もが通る道でしょう。
私はひたすらなぜ結果を出せなかったかを、追い求めました。
結果が出なかった理由は2つです。
1つは「怠慢」です。入社した初めに比べて仕事量はかなり多くなりました。「これは・・あとでいいっか」という、この甘い考えが、自分の首を絞めることになりました。
2つ目は「恐れる」ことです。新卒の私にとって、初めての仕事ばかりでした。だから、びびってしまうことが何度もありました。「できない」ではなくて「やったことがないだけ」。やったことがないのであれば、やってみるのみです。果敢にチャレンジすることが、いつでも大切です。
つらつらと書きましたが、言いたいことは・・・社会人って大変だなということです。
全国の新卒の中で、結果の順位が出されるのですが、私はありがたいことに九州で1位の結果を出すことができています。ただ、全国で見ると・・・まだまだで、そこがわたしの原動力になっています。
自分の結果が会員の成績向上だけでなく、会社の売り上げ、支社の数字など様々な面で影響されます。そして、会員は成績向上に期待をして、毎月の月謝を支払ってくださっています。社会人として責任の重さを感じる毎日です。
大変な社会人ですが、忙しい分休みの日がかなり幸せですね!
次の休みは何をしよう?どこに行こう?
楽しみが増えるばかりです。最近は同期に会いに長崎や東京などいろんな場所を巡っています!
わたしの今年の目標は「貯金」です!
親孝行、アメリカに行きたい、結婚式をあげたい・・・とか、やりたいことがあるので、貯金します!
みなさんの今年の目標はなんですか?