福岡大学法学部同窓生によるリレー式コラム。
第12回目のコラムは高口菜津美さん(平成24年卒)です。
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今年の5月から司法書士事務所の補助者として働いています。仕事の内容は主に、資格者の補助、職場内の様々な事務作業です。
大学時代を振り返ると、今までの学生生活に比べて自由だった反面、自分の行動に責任を持つことに心掛けてきました。例えば、資格試験の際や学校の定期試験前には、自分なりに計画を立てて行動してきましたし、就職活動でもこれをモットーに行動してきました。
就職して半年が経ちましたが、まだまだ勉強の毎日です。そして、この大学時代の心がけは今でも大切にしています。もし仕事で失敗をしてしまったら、必ず原因を探して二度と同じ失敗をしないようにメモをします。また、仕事中の確認作業も人一倍気を使っています。私は、このような地道な作業が自分の責任力に繋がっていくと思っています。
最後に、現在就職活動をしている方がこのコラムを読んで下さっているならば、その方達に伝えたいメッセージがあります。それは、「最後まで諦めないで、自分が納得するまで活動を続けて欲しい」ということです。私は、周りの友人は就職が決まっているなか、自分だけ卒業までに内定を頂くことができなかったのですが、卒業しても諦めずに活動し続けたおかげで、今の職場から内定を頂くことができました。ですから、こんな時こそ自分に自信を持って、自分らしさを忘れずに頑張って下さい!
新年明けましておめでとうございます。謹んでお慶びを申し上げます。
福岡大学法学部は、明年、平成26年には法学部創立55周年の節目を迎えます。この間、法学部卒業生は、4万名に迫ることになり、まさに西日本有数の法学部となっており、卒業生は、法曹界、裁判所・検察庁・法務局等におけるその他の法律専門職、各地方公共団体はもとより、経済界・産業界における企業家、管理職、企業法務職などの有為な人材として広範囲に多方面で活躍していることはご承知のとおりであります。
司法制度改革に伴う法曹制度改革、とりわけ法科大学院設置などの影響により法学部人気が高まりましたが、ここ数年はその反動ともいうべきか、全国的に法学部人気に翳りが生じています。
しかしながら、先進国として、日本が法治国家であり続ける以上、国家機関であろうと、地方公共団体であろうと、はたまた民間の企業、団体であろうと、そのガバナンスの中核として、法律知識のみならずリーガルマインドが必要とされ続けることは、異論のないところであります。
グローバル社会においてもまた、必要とされる知識、技術等が多岐に亘るだけで、この理は同様であります。
わが福岡大学同窓会は、各界に存在する多士済々の卒業生を「点在」乃至「散在」の状況下に置くのではなく、同窓会を中核としてそれを繋ぎ、各人の自主独立の精神性を確保したまま、緩やかなネットワークを構築すべく、また、かかるネットワークを構築することにより、卒業生のエネルギーを集約できると共に、卒業生各人にとってもそこから場合によってはビジネス上の知識・経験の補完やチャンスを、またある場合には精神的な支援・援助や安穏を享受できると考えています。これまでも多くの卒業生の方々が参集し、法学部同窓会の運営に参画して下さっていますが、今後、益々より多くの卒業生が参集して下さることを期待しております。
今後も、母校福岡大学や大学全体の同窓会である「有信会」と緊密に連携を執りながら、法学部同窓会としてより積極的な活動を行ってまいりたいと思いますので、法学部卒業生の皆様にはより積極的なご参加を、また福岡大学関係者及び有信会関係者各位には倍旧のご支援をお願い申し上げる次第であります。
平成25年元旦
福岡大学法学部同窓会
会長 三ツ角 直正(昭和55年卒、21回生|弁護士)