コラムvol.25「大原幼稚園の運動会をとおして感じたこと」
- 2024年10月26日
- 同窓生コラム
学校法人大原幼稚園(福岡市早良区原団地1-1)の山本ミチ子園長から10年程前に理事(非常勤)の就任依頼があり、一度は、忙しいのでお断りをしましたが、私が福岡市教育委員会総務課長時代、山本ミチ子中学校課長の上司で大変お世話になった陣川恵三先生を通して依頼があり、引き受けることにしました。
大原幼稚園は、昭和63年学校法人大原幼稚園として設立され(前身:昭和42年7月 川島学園原団地幼稚園)、私が以前住んでいました原団地の敷地内の幼稚園で、ご縁を感じました。
大原幼稚園(定員280名、職員41名)の理事として、理事会・評議員会、卒園式や入学式等に出席しています。
令和6年10月12日、第37回大原幼稚園の運動会(大原小学校 運動場)に理事として応援に参加しました。
※写真はいずれも、同園ホームページより
プログラムの一部を紹介しますと、2歳児のかけっこ・遊戯、6歳児の障害物競走・民舞、3,4歳児の机よじ登り・遊戯、卒園児の綱引きやラストは6歳児のリレーで、抜きつ、抜かれ、バトンを落としたり、カーブで転んだり、応援も大変盛り上がりました。
大原幼稚園の教育方針の一つに「五感と体感を育て、自律神経の働きを活発にし、大脳に刺激を与える」というものがあり、園内では教室や園庭での運動も園児・先生が裸足で過ごしています。
もちろん、今日の大原小学校 運動場での運動会も園児・先生・保護者のお父さん方(実行委員会15人程:ライン引き、遊具や障害物・マットのセット、かけっこのチームの旗の出し入れ、進行など役割分担)の全員が裸足(ケガをしている園児は靴)です。
裸足でケガをしないように、先生・保護者の実行委員会のお父さん方が、校庭の石など除去するなど環境整備をされたことを思い、頭が下がります。
私が理事就任以来3代目の松原里美園長先生は、かけっこや遊戯の際、一人ひとりの名前を呼び、頑張りを褒めておられました。また、実況アナウンスの先生の明るい声が保護者の応援につながり、大変盛り上がりました。
運動会の準備にあたり、2歳児から6歳児までの園児の発達段階に合わせた練習、衣装作り、プログラム作り等々ご労苦があり、実行委員会の方々の協力、保護者の皆さんのご理解をいただき、運動会本番を迎えられました。子どもが大好きな先生方の献身的なご尽力に感謝です。園児たちの競争や遊戯に元気をもらい、すがすがしい気持ちで、明日からのエネルギーチャージになりました。
大原幼稚園の教育目標の一つに「思いやりのある子に~命を大事にでき、自然に触れて大切にできる子に育ってほしい」があります。幼稚園の庭にピーマン、ナスやねぎなどの種を園児がまき、収穫して、食材の一部として調理され、給食で園児が食べているので、育てた野菜に愛着?があり、野菜の好き嫌いがないと伺い、同園の食育が定着しているなと感心しました。
法学部同窓会会長 井上文博