コラム vol.17「断捨離で得たもの」
- 2013年09月16日
- 同窓生コラム
秋の三連休。皆様いかがお過ごしでしょうか?
福岡大学法学部同窓生によるリレー式コラムも、第17回目を迎えます。
今回のコラムは、原 奏絵さん(平成24年卒)です。
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「断捨離で得たもの」
近年耳にするようになった断捨離(だんしゃり)という言葉をご存知ですか?
2010年の流行語にも選ばれた言葉で、入ってくる不要なものを断ち、もっている不要なものを捨て、物への執着から離れるという意味があります。
この言葉を知って私も断捨離を実践してみました。
まずは書類や書籍などの整理からはじめました。
最初に手を付けた、ファッション雑誌は流行の移り変わりが激しく、いつまでも取っておくものではないなと思い、古いものは捨てました。そして、いつか勉強しようと思っていた資格の問題集なども今の自分には必要ないものなので手放すことができました。
しかし、大学時代に勉強した書類や教科書は思い入れがあり、自分の財産だと考えているので今でも取っています。
いま私は社会人1年目で、している仕事は法律に直接的に関わるものではありませんが、大学4年間で培った法的思考力は日常生活においても仕事においても役立っていると感じます。
次に洋服の整理です。
もっている服をまんべんなく着るのが理想だと思うのですが、私はそうはいかずいつも着るものは決まっていて全体の3、4割くらいは出番のない服でした。出番のない服とは、いつか着るかもしれないと思って取っている服やセールで安くなった勢いで買って結局着なかった服たちのことです。
断捨離の考えでは、いつか使うかもしれないという「いつか」は来ないと考えるので私の考えている「いつか」も来ないと考え、いらないものはリサイクルショップに持っていき手放すことにしました。その際、本当にそれを必要としている人に使ってもらえるならと思い手放すことに抵抗はありませんでした。むしろ、片付けをした後の必要なものだけしかないクローゼットを見てすっきりした気持ちになり、片付いている状態というのは人の心も変えてしまうのかと感動しました。
そして、改めて自分の持っているものを見直してみると意外といらないものがあり、いままでいらないもので占められていた場所がもったいなかったなと考えさせられました。
あくまでも断捨離とは捨てることが目的ではなく、必要なものだけを残すことで1つ1つの物を大切にできるようになり、あらゆることの能率を上げることができるようになることを目的としているので必要だと感じる物まで無理に捨てる必要はありません。
断捨離を行った今では部屋に観葉植物を置く余裕も生まれて、すっきりとした部屋の状態を保つことが楽しくなってきたのでこの感覚を多くの人に味わってもらいたいと思い、このような内容のコラムを書きました。
1日10分ずつでもいいので身の回りを片付けて気持ちの良い時間を過ごしてみてください。